マイナスな感情に振り回されないように・・・
こんにちは、KUROです。
嫉妬と羨望。人間誰しもが抱く感情。
特に最近だとSNSの発達により芸能人やインフルエンサーの方々との距離を近くに感じることができます。
そんな中コメント欄を見ると「羨ましい・・・」「いいなぁ・・・」「私なんて・・・」というコメントをよく目にします。
その感情が絶対悪というわけではないですが、度が過ぎると自分自身を不幸にします。
今回の記事は、嫉妬と羨望が自分自身にどのような影響を及ぼすのか、またその克服方法をお伝えします。
よろしくどうぞ!
嫉妬と羨望は”お似合いのカップル”
まずは2つの言葉の意味を簡単に見ていきましょう。
嫉妬とは
嫉妬(しっと)は「自分よりも優れている人をうらやみねたむこと」、「自分の愛する者の愛情が、他人に向けられるのを恨み憎むこと」という意味です。
「私やきもち焼いてます!」のやきもちが嫉妬になります。
やきもちという表現自体は可愛く感じるかもしれませんが、漢字をバラしてみるとどうでしょうか。
「嫉」は『ねたむ、そねむ』や『他人のさいわいを面白くなく思う』という意味。
「妬」は『ねたむ』や『やく』といった意味。
共に『ねたむ』という意味になっているので、2つが掛け合わせると大変です。
それに加えて「嫉」の右側の「疾」には『病や苦しみ』といった意味があるため、
嫉妬は一種の病気だとも考えることができます。
以上のことから、嫉妬は人間の感情の中でも怖い部類のものになりますよね。
嫉妬が原因で過去に事件も起こっていますよね・・・
感情に飲み込まれるとどうなるかが想像つきます。
コチラの記事は2021年12月に読売新聞オンラインに掲載された嫉妬が原因で起こってしまった事件の記事です。(外部ページが開きます)
また、コチラの記事は嫉妬が人間の感情の中で最も怖いものとして紹介されている記事です。(外部ページが開きます)。興味がございましたら是非に。
羨望とは
羨望(せんぼう)とは「うらやむこと」という意味になります。
「羨望の眼差し」という言葉を聞いたことはありませんか?
いいなぁと思って相手を見ること、つまり羨望という感情は目にまで現れてしまうのです。
では、漢字をバラしてみましょう。
「羨」は『うらやむ』や『うらやましい』という意味です。
「望」は『遠方を見渡す』という意味の他に『のぞむ、願う』という意味もあります。
つまり羨望とは、自分が持っていないもの(特質や才能)を羨ましく思い渇望すること
という意味になりますね。
羨望はいいようなイメージがありますが、こちらも度が過ぎると間違った方向に進んでしまいます。
コチラの記事は2020年8月に産経新聞に掲載されたSNSでの事件になります。(外部ページが開きます)
嫉妬+羨望=最悪の状態
そんな2つの感情が合わさってしまうと、まさしく最悪な状態とも言えるでしょう。
最初は羨望で見ていたものが、自分が手に入れられないという理由から嫉妬に変わってしまう。
身近なことで表すと、誰かの成功を素直に喜べないことです。
仕事の場合、大きなプロジェクトを任された同僚に対して。
学生の場合はテストの成績や恋愛、部活動など。
様々な事柄が醜い感情の種となってしまいます。
それが後ほど大きな事件となってしまうケースも少なくありません。
これらの2つの感情はネガティブなものであり、圧倒的な破壊の力も持ち合わせていることを忘れてはいけません。
嫉妬と羨望が自身に及ぼす影響
では、嫉妬と羨望が自分自身にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
1. 自分がみじめになる
嫉妬と羨望の感情があるということは、誰かと自分を比較しているということです。
自分にないものを羨むと自分がみじめに思えてきます。
自分がみじめになってしまうと以下のようなことが起こります。
上記のことだけでもマイナスな要素たっぷりですよね。
これらの状態が毎日続くと嫌になるのは明確です。
自分と相手を比べてしまうと際限ないです。どんどん自分を追い込んでしまって苦しみから抜け出せなくなります。
完全に悪循環です。
もしこの病にかかっているとしたら、早めに治療した方がいいでしょう。
2. 恐怖や不安に支配される
嫉妬と羨望の裏側には恐怖や不安があります。
仕事だと
自分のポジションが奪われるのではないか・・・
向こう(相手)に仕事の依頼がいき、自分には仕事が来ないのではないか・・・
普段の生活だと
近所の〇〇さんは幸せそうな生活をしているな・・・私も将来幸せになれるかな・・・
〇〇さんのSNSっていつも楽しそうなこと投稿してるな・・・
恋愛だと
恋人が誰かに取られるのではないかというのが代表的な例ですね。
恐怖や不安は一度出てくると一気に膨れ上がるものです。その膨れ上がったものは自分の中に収まらなくなり、やがて身体に現れ表情にまで影響します。
人間関係にも大きな傷跡を残してしまう可能性があり、やがて色々なものを失ってしまうでしょう。
3. 自信がなくなる
嫉妬と羨望は自信をなくすための最適な材料と言えるでしょう。
いわゆる「ないものねだり」なのです。
例えば
インフルエンサーのSNSを見て、キラキラした生活と自身の生活を比べてしまい勝手に落ち込む
現代ではよくある典型的な例ではないでしょうか?
自信を失ってしまうと必然的に暗くなってしまいます。
ネガティブな感情が頭の中で渦巻いてしまって長い時間そこに囚われ続けると、立ち直るまでは容易ではありません。
誰にでも経験があることだとは思いますが、軽視されているのは確かです。
身近に感じているものこそ注意していくことが大切です。
醜い感情を克服する方法
では嫉妬と羨望を克服する方法を見ていきましょう。
意識することは「自分自身を大切にする」・「小さなことを積み重ねる」ということです。
1. 自分自身で気づいて受け入れる
自分自身が「何に対して」嫉妬や羨望を抱いているのか気づいてみましょう。
解決するには、まず自分自身の感情を理解しなければ何も始まりません。
できれば具体的に表現してみましょう。
仕事での例を出すと、同僚の〇〇さんの昇進、一大プロジェクトの抜擢など・・・
うやむやにイメージしてはあまり効果がないと思うので、苦しいかもしれませんがしっかりとイメージしましょう。
そしてその事実を受け入れること。
しっかりと自分が嫉妬または羨望を抱いていることを受け入れて、自分の中で整理すること。
受け入れた上で「自分は寛容な精神を持っている」と自分自身を褒めてあげることで、それはやがて自信につながっていきます。
最初は受け入れることは大変ですし苦しいと思います。しかし自分自身と向き合わなければ、いつになっても『感情に操られる人間』から抜け出すことはできません。
恋愛と一緒です♪
しっかりと事実と向き合い、自分の中で消化しましょう。
2. 他人と比較しない
あなたはあなたです。他の誰でもありません。
あなたが持っているものはあなただけのもので、それと同じく他人が持っているものは他人のもの。
誰も奪うことができないものです。
他人と自分を比較することは無限にできてしまいます。なぜなら、あなたよりも優れている人・いい生活をしている人、お金を持っている人は世界中に山ほどいるからです。
いちいち比較していては、自分が損をして不幸になるだけです。
唯一あなたが比較していいのは、過去の自分だけです。自分が成功したいことに意識を向けてそれに向かって進んでいくことが一番大事です。
成功している人に嫉妬や羨望を抱いて自分が持っていないものに対して羨むのではなく、その人たちを努力目標として捉えて越えるつもりで全力を尽くすこと。
そもそもSNSで流れてくる豪華な生活をしている人達の裏には、必ず何かを犠牲にして死に物狂いで努力して現れた結果です。その事実に気づけない人は大勢いるでしょう。
「何も失わずに手に入れたものなどくれてやる」
SOUL’d OUTさんのStarlight Destinyの歌詞の一部です。
まさにその通りの言葉で『何かを手に入れるためには、何かしらの犠牲が必要』になってきます。
本来人間は怠けものです。苦労をせずに欲しいものが手に入ってしまえばその人は何も成長できないでしょう。
少なくともSNSの投稿で豪華な生活を送っている人達を見て羨んでいるだけの人は、何も変わらないことでしょう。
3. 感謝の気持ちを忘れない
他人の能力を羨んでいることよりも自分が恵まれている点に感謝をしましょう。
嫉妬や羨望を他人に抱いているということは能力を羨んでいる可能性が高いです。
だとすれば自分の能力を誉めればいいんです!
それは何でもいいです。
本当に何でもいいんです。
「どんぐりの背くらべ」という言葉がありますが、少しでも秀でているのであればあなたが優れているという事実は変わりません。
また自分自身を褒めてあげると自己肯定感も上がっていくため、自信もついてポジティブ思考になることができます。
自分の優れている能力に感謝できるようになれば、他人に嫉妬や羨望を抱く必要はなくなると思いますよ!
あなたにも輝いている能力が多くあるはずです。そこをたくさん褒めてあげましょう!
4. 他人の成功や幸せを祝福する
嫉妬を抱いて最終的に自分を苦しめるのなら、相手の幸せを祝福したほうが何倍も気持ちいいはずです。
自分のことのように相手を幸せを祝うことによって、自分自身も幸福感に包まれるはずです。
そもそも、幸せを祝福することに失敗はありません。
仮にそこで失敗したと思ってしまったのなら、ただあなたの器が小さいだけです。
人生は競走だ、その意識だけで過ごしてしまうと相手を敵視するようになります。
そうなってしまうと、いずれ孤独になり苦しくなってきます。
自分が困難に陥っている時に手を差し伸べくれる人がいないのは、かなり厳しいです。
きっと誰かが駆けつけてくれるだろうという考えば甘すぎます。
幸せは共有していい思い出にするからこそ、その人との繋がりができます。
他人の成功や幸せを祝福することは様々な良いことに繋げてくれますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
嫉妬や羨望を抱いているのは大変疲れます。
そのようなことに労力を割くよりかは、自分がそのような成功をするためには何が足りないのか・何が必要なのかを考える方が有意義です。
そして自分が成功したビジョンを鮮明に浮かべましょう!
絶対にワクワクするはずです!
嫉妬を抱いていては憎悪が膨れるだけです。
羨望だけでは何も変わりません。
その状態を改善したいのであれば、自分の現状をしっかりと受け入れること。
最初は辛いですが、徐々に改善していきます。
小さな行動が大きな改善につながります。
大丈夫です。あなたならきっとできますよ♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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